世界でも宇宙でも土地だけは製造できない。
アメリカ、中国、どの大国でもありとあらゆるものを作ることができます。
今やIT技術の進歩によって火星、水星までたどり着こうとしていますが、地球上の土地の製造はとても困難です。
つまり今存在するものがすべてなのです。
北海道の土地は比較的価格が安く、広大な面積があります。 しかし、今存在するものがすべてであり、全ての土地が売買されると製造も仕入れもできなくなります。 外資が北海道の土地を安価で購入しているとの情報が飛び交っていますが、これもいつかは終わるでしょう。 土地はいま存在するものでしか認められないのです。
北海道の土地の特徴
東京銀座の土地は1坪1億円とされています。
一方北海道の山林は場所や形状、高低差、利便性の問題などで細かく分けられていますが、1坪数十円~数百円なので現状とても安価で取引されています。
バブル時の材木の北海道の価格が高いときは、山林も重要視されていましたが、輸入木材の低価格化そして日本全体の経済が後退し、現在の山林の価格はあまりにもひどい状態です。
材木の価格が作業員の給料に例えられる程です。
しかしながらここ数年海外の企業が北海道の安価な土地、山林の材木資源、山の水資源に目をつけて次々と買うという現実があります。
最近は太陽光発電施設の設置や、豊富な水資源目的の購入が多いようです。
日本の中でも北海道だけは少し開発や投資案件としてのスピードが遅いのは現実ですがこれからは見直しが必要です。
自然の大切さ
世界の陸地のうち1/4は森林で、空気を作り水を貯え、土を作り、生態系を保っています。
しかし、その森林はこのままだと100年程度でなくなってしまうという報告があります。
私たちは将来の子供たちのことを思うと、この現状は喜ばしいことではないと考えております。
これから先の未来を担う子供たちに、安心した地球環境を提供することは、私達の大きな役目なのです。
山林の使命でもお話しした通り、あらゆる生物、もちろん私達人間の生活に密接に関係しており、
山林は土地であり、水資源であり、材木の生産拠点であり、様々な生物の家でもあります。
製造できず、再生することも長い年月が必要な土地(山林)を大切に、大事にしていく覚悟が必要ではないでしょうか?
私達は、どんなものも便利になり、大切なことを見失いかけてはいないでしょうか?
今一度謙虚になり、身の回りのもので何が大切でどれが必要なものかを真剣に考えてみることも大切なことです。
自然環境の保護と山林破壊の再生こそがこれからの重要課題であることは間違いありません。